製品の概要、開発ストーリー
『釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290』は、海上釣り堀ユーチューバー「釣りおじさん」のオリジナルロッド第2弾。
前作『釣りおじさん 即掛 脈釣りSP350』よりも、さらに高感度で取り回しが良いロッドを目指してチューンアップした姉妹製品です。
- 350よりも、290のほうがさらに高感度です(=手感度が向上)
- 全長が60cm短いので、290のほうが取り回しが良いです(=際釣りがしやすい)
脈釣りSP290は、「ビンビンの感度」と「取り回しの良さ」を重視する人にオススメのロッドです!
トータルバランスを重視するなら「350」、感度と取り回しを重視するなら「290」というふうに、好みや状況に応じて使い分けが可能です。
対応リール:ベイトリール
主な特徴(350と共通の部分)
穂先は感度と食い込みを両立できる 先径0.65mmのカーボンソリッドを採用
穂先は、前作『釣りおじさん 即掛 脈釣りSP350』と同じ、先径0.65mmの極細カーボンソリッド。極めて小さなアタリでも手元で感じ取れる感度と、良好な食い込みを両立しています。
穂先の1節全てがカーボンソリッドだから、2~4号のオモリでも違和感なく食わせることが可能に
一般に、海上釣り堀脈釣りロッドの繊細な穂先は、軽いオモリの時は扱いやすいのですが、活きアジを泳がせる時等に使用する重いオモリ(2~4号)を使用すると、オモリの重さに負けて先端のソリッド部分が曲がり切ってしまうことがよくあります。
穂先のソリッド部分がオモリの重さで曲がり切ってしまうと、非ソリッド部分まで曲がるため、穂先全体がスムーズに曲がらず、結果として食い込みが悪くなります。
そこで、大胆に穂先の1節全てをカーボンソリッドにすることでその課題を解決。重たいオモリを使用する場合でも、従来よりもスムーズな曲がり/より良い食い込みを実現しました。
穂先にはカーボンフレームの【C-ISMGガイド】を採用
穂先の軽さは「持ち重りの軽減」と「手感度」に直結します。
穂先の軽さを追求するために、カーボンフレームで作られた【C-ISMGガイド】を使用しています。(トップを除く、1~4番ガイドに採用)
トップガイドには、高価なチタンフレームを選んでも重量はほとんど変わらないため、強度とコストのバランスが良いステンレスフレームを採用しています。
ロッドの硬さは真鯛・シマアジ用をベースに、青物にも対応できる強さに
ロッドの硬さは、真鯛・シマアジ用をベースに設計しました。調子はレギュラーテーパーで、竿全体をしならせて魚とやりとりするタイプのロッドです。
基本的には、真鯛・シマアジに最適な硬さですが、青物にも対応できる粘り強さを残してあるので、青物相手でも十分取り込むことが可能です。
海上釣り堀ロッドの強度分類で表すと、 M(ミディアム)と H(ヘビー)の間、MH(ミディアムヘビー)に該当します。MHの中では、標準よりも少しだけ柔らかいと感じる程度の硬さです。
「脈釣りSP350」との違い
ロッド全長が60cm短い
本製品『脈釣りSP290』は、前作『脈釣りSP350』の基本設計をベースに、全長を60cm短縮。
優れた感度と食い込みのために欠かせない穂先セクションの長さはそのままで、2~4節目の長さを調節することで全長を短縮していることがポイントです。
これが、「手感度のさらなる向上」と「取り回しやすさアップ」につながっています。
「手感度」がさらに向上、もっとアタリを感じ取れる
前作『脈釣りSP350』では、「手感度」と「食い込みの良さ」をバランス・両立させることに成功しました。しかし、欲を言えば「もっと手感度がほしい」と感じる状況はあります。
そこで本製品『脈釣りSP290』では、カーボンソリッド穂先の長さはそのままで、ロッドの全長を短く調整することで、食い込みの良さを保ったまま、手元に伝わる情報量の増大に成功しました。
一般的には、脈釣りSP350でも十分に「高感度」と評価されます。脈釣りSP290では、さらにその上をいく「超高感度」と呼べる域まで手感度が向上。
いままで見逃していた、気付くこともできなかったようなアタリを感知できる機会が増えます。
取り回しが良くなり、「際釣り」がやりやすい
前作『脈釣りSP350』は全長350cmの長さがあるため、「際釣り・際狙い」においては少々扱いにくいと感じることもあります。
本製品『脈釣りSP290』では、全長を60cm短くすることで取り回しが良くなり、際釣りがとてもやりやすくなりました。
際釣り専用のロッドと比べると長いので、際だけでなく、少し先を攻めることも可能です。
片手でのアワセが容易になり、もっと即掛けできる
前作『脈釣りSP350』は、その長さゆえに手首にかかる負荷・重さもそれなりに大きなものです。よほど手首が強い人でない限り、アタリに対して両手でのアワセが必要でした。
本製品『脈釣りSP290』では、全長が短く、重量もより軽くなったことで、手首にかかる負荷・重さが軽減され、片手での素早いアワセが容易になりました。
これにより、不意にくる小さなアタリに対しても、素早く確実にアワセる・掛けにいくスタイルを追求できます。
タモ入れが、より素早くできる
前作『脈釣りSP350』では、魚の取り込み時にロッドを強引に立てることには注意が必要でした。長いロッドを急角度に立てると穂先に負担が集中し、繊細なカーボンソリッド穂先を破損する可能性があるためです。
穂先の破損を防ぐためには、ロッドをあまり急角度に立てず、タモの柄を長くして取り込む必要があります。タモの柄を長くすると魚を入れる難易度が上がり、通常より手こずることも。
いっぽう、本製品『脈釣りSP290』はロッドの全長が短いため、ロッドを立てた時の穂先への負担が軽減。ロッドを立てても穂先の破損をそれほど心配する必要は無く、魚を手前まで寄せて素早くタモ入れできます。
イケスの中央寄りを攻める時には、長さ不足を感じることもある
『脈釣りSP290』は、『脈釣りSP350』よりも全長が60cm短いので、イケスの中央寄りを攻める場合には、長さが少し足りないと感じることがあるでしょう。
「たった60cmの違い」と思う人もいるかも知れませんが、この60cmの差が実釣では「届くor届かない」の違いにつながります。特に大イケスで釣りをする時には長さ不足を感じることが多いはずです。
そこで、『脈釣りSP290』を使用する時には、もう1本「イケスの中央付近を攻められる浮き釣り用のタックル」を準備するか、「長めの脈釣りロッド」との2本体制で攻めるのがお勧めです。
その他特徴
- 日本国内の工場で生産。信頼と安心の【MADE IN JAPAN】です。
- ロッドの全長は、取り回しの良い【290cm】
- 1節目(穂先セクション)のガイドには全てSICリングを採用
- 細くても折れにくい【タフトップ穂先】を採用
- アタリの変化を見やすいホワイト&オレンジTOP穂先
- 全11点の多点ガイドにすることで糸絡みを軽減
- 第3節に、べたつき防止処理塗装を採用
- リールシートは緩みにくい【ダブルロック】仕様
- ロッドのグリップ部分は滑りにくいEVAグリップを採用
製品の写真
- 製品名:釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290
- 全長:約290cm
- 継数:4本
- 仕舞寸法:約85cm(トップカバー含む)
- 自重:約170g
- 先径:0.65mm
- 元径:16.8mm
- 対応リール:ベイトリール
- 適合ハリス:2~6号
- 錘負荷:0~4号
- カーボン含有率:76%
- 使用樹脂:エポキシ樹脂
- 製造元:宇崎日新(日本製)
- 発売元:HAPPY ANGLER(運営会社:Fun Goods 合同会社)
ご購入はこちらBuy Online
\ 2023年12月上旬 再入荷しました /
『釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290』は下記のリンク先ページでご購入いただけます。
正規取扱店(釣具店)にも順次入荷予定です。入荷予定は店舗毎に異なるので各取扱店にお問い合わせください。
釣果写真
実際に『釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290』を使ってキャッチされた釣果の写真です。参考例としてご覧ください。
活きたウグイで釣ったハマチ。
『釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290』は、良型の青物が相手でも十分取り込み可能なバットパワーを持っている。
エビ系のエサで釣った真鯛。
『釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290』なら、極めて小さなアタリに対しても積極的に掛けにいくことが可能だ。
不意にくるシマアジの繊細なアタリ。
『釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290』なら片手での即合わせが可能。「即掛」の名に恥じない攻めの脈釣りロッドだ。